富士宮やきそば店・富士宮お好み焼き店、閉店や休業したお店ガイド。[ まとめ 1 ]
店主たちの高齢化。病気やケガ。また後継者がいないなど、さまざまな理由や事情が考えられますが。ここ数年、閉店&休業が急増している気がします。
ただ、しばらく休業や閉店状態だったお店が、ひょっこり営業再開したりするのもまた富士宮らしさ。「閉まった(仕舞った)」と思いつつ、どこかで再開を期待しちゃいます。
● 渡辺商店
(富士宮市矢立町1000)
ステキな駄菓子屋さんでした。閉店し今はお店の建物自体が無くなってます。
● こんどう
(富士宮市阿幸地町408)
現在、営業していません。閉店しています。
● 瓔珞 ようらく
(富士宮市大宮町2-5)
地元民に愛された中華料理店。惜しまれつつ閉店。
● ぴいぷる水上
(富士宮市大宮町30-7、TEL0544-24-9161)
現在、営業していません。閉店したみたいです。
● ゴールド
(富士宮市大宮町13-17、TEL0544-27-4993)
店主が身体を悪くしてから休業がち。時おり営業しているので呑みに
寄りたい(名物はネギ焼き)。出店等でたまに商店街のイベントにも
居います。フジロック出店はやめましたが朝霧ジャムは続けたいそう。
● ショウリン亭
(富士宮市野中町471)
閉店し今はお店の建物自体が無くなってます。
● 杉山
(富士宮市野中527-2、TEL0544-27-1424)
大好きな店でした。数年前はときたま営業していましたが。
どうやら閉店してしまったようです。
● 虹屋 宅配&イートイン
(富士宮市野中東町119-2、TEL0544-23-4422)
閉店した、いや時々は営業してる、と情報が錯綜してます。
● 味わい処 小粋 こいき
(富士宮市野中34、TEL0544-23-8494)
ただいま休業中、店主は目標に向かって準備中ということです。
仲間内の依頼などには対応してくれるみたい!?
● おたふく
(富士宮市舟久保町16-14、TEL0544-23-3424)
最近なん度か足を運びましたが営業している感じがしません。
好きな店なんで営業してくれてると良いのですが、、、
▲ おたふく いつも店主夫妻のあったかい笑顔に元気をもらえました。
*
富士宮やきそば特有の「 むし麺 」アレンジレシピ。お好みで・作って・食べる。
富士宮市内のスーパーマーケット等では、富士宮特有の「むし麺」を販売していて地元民はよく買っていく。実は、富士宮の人たちはお店でやきそばを食べるよりも、うちで作って食べることの方が断然多い。こちらこそがメインの消費です。
スーパー等の「むし麺特売日」になれば、まとめ買いするのは常識。とくに育ち盛りの子供がいる家庭では必需品といいます。たくさん買っても「富士宮やきそば用の蒸し麺 」は冷凍庫で凍らせれば長期の保存もできるんですよ。
買いだめし頻繁に家で調理するワケですから、食べ方〜アレンジレシピはさまざま。定番のソース味以外に、パスタ風の洋風アレンジ、辛味スパイス系、こだわりのトッピング派。さらにラーメンや鍋のシメまでにこの麺で作ります。
今回は自宅で「マルモ食品」の「むし麺」を使い、カレーを使って煮込んだ汁なしラーメン? を作ってみました。(見た目はアレなんですが)イケましたよ(自画自賛)
煮込んだので当然ですが、それでもマルモのむし麺は他より水分を吸い膨らむ(伸びるとは少し違う)感じがします。富士宮やきそばを作るときにマルモのむし麺は水加減がデリケートとよく云われますが。公式ガイドブックの取材をしてた15年前はマルモのむし麺はもっと太く膨みやすく、焼そば店の店主らが口をそろえて「マルモの麺はその日の機嫌があるから焼くのが楽しいんだよ」と話してました。現在はむし麺の製造自体が経年・変化して、現在のマルモは焼きやすいと評判ですが、この辺りの移り変わりもまた記事にしたいと思います。
アレンジレシピ> やきそばの麺を煮込むと聞くと、意外に思うかもしれませんが、これがなかなか侮れないお味。本来の富士宮やきそばの調理にはコツがいるので、富士宮やきそば特有の「むし麺」を、こーいったアレンジ料理で気軽に楽しむのもオススメです。
富士宮やきそば用の「むし麺」といえば、この3社から!(2019年 令和)
▲富士宮市内に製麺所をかまえるマルモ食品(弓沢町)、叶屋(宝町)、曽我めん(上井出)。それぞれで作られる富士宮特有の「むし麺」で、富士宮やきそばが出来あがる。
▲地元スーパーの「むし麺」売り場。需要が高いため一般的な麺類と区分けするコーナー展開も多い。マルモ食品と叶屋ならほぼ置いてます。
まとめ>
● 富士宮っ子にとって「富士宮やきそばは家で食べるもの」という感覚が主。お店で食べるより「家で作る焼きそばがイチバン」という意見もつよい。各家庭でアレンジレシピあり。
● 富士宮やきそば店をスマホ検索等で探すのは、観光客など市外から訪れた場合がおおい。(地元民は家食が主。または行きつけ店、数軒を愛用)
● 富士宮やきそば特有の「むし麺」は存外アレンジレシピがイケる。この面白い日常世界は、マツコも知らない。
おまけ>
静岡のラーメン好きに評判がいい富士宮の「麺屋ブルーズ」(大宮町)。この店では叶屋が製造したラーメンの麺を使用。マニアからレベルが高い麺という反応をよく見かけます。(私個人は餃子推しなんですが、その話はまた)
*
富士宮やきそばノボリ旗を模した "お子様ランチの旗" を提供しています。
富士宮やきそばのノボリ旗を模した、いわゆるお子様ランチの旗(旗付き爪楊枝)の制作販売は当方がやってます。関連する写真画像についてもこちらで撮影をして、富士宮やきそば学会(株プロシューマー)に提供しています。このランチ旗のある画像を使っているサイトなどをもし見かけたら、おそらくそれは二次的、三次的な利用という流れのはずです。
富士宮やきそば学会談によると。ウエブや印刷など媒体の制作担当者の中には現地(富士宮市)に来ないで、電話やメールで画像など制作材料の提供を求めてくるケースも少なくないんだそうです。
ランチ旗は子供も大人も笑顔にする素敵なアイテムに思えて作りました。アナログでささやかな物だけど今も昔も喜びのツボは変わらないと実感。ちょっと刺すだけで写真映えもします。
*
富士宮やきそば 鉄人グランプリ とは!? ちゃんと語られずに言葉が一人歩き。
富士宮やきそば「 鉄人コンテスト〜鉄人グランプリ 」とは?
簡単にいうと、15年以上も前に商店街で行われた まちおこし イベント。開催は2回しただけで終了。まだ富士宮やきそばの周囲の関心は薄い時代で参加したのは10軒ほど。店舗でも個人でも参加申し込みできましたが、企画の思惑通りに参加希望者は集まらなかったようです。
この鉄人グランプリの件について残念なのは。ネット情報の多くが「鉄人グランプリが何なのか」、肝心な部分の説明がないところ。PVやアフィリエイトばかりに気をとられているのかな。疑問や真偽を確認するのは面倒だけど、信用を得るには大事なことだと思います。
お店紹介などに関しても、聞きかじったような事をそのまんま書き、間違いや不備を気にしてない。その結果、情報利用者〜ユーザーの誤認や巻き添えも多くなってます。
この鉄人コンテスト等があったこの時代は、富士宮やきそばブーム(地域活性化計画)の草創期。マスコミ受けする話題作りや、いろんな催事や企画を次々に(呆れるほどたくさん)行なっていました。このときの使った割り箸による採点調査などの発想は、のちのB-1グランプリに活かされていきます。
富士宮やきそば 鉄人コンテスト・グランプリ 2003年〜
第1回 虹屋ミミ (店舗、中央町)受賞
第2回 梶原 さん (個人参加)受賞
*このほか各賞を設定
▲富士宮やきそば学会・設立10周年記念パーティー(10/16・会場パテオン)にあわせ発刊。「 鉄人グランプリ 」のくだりも P27、P30などに記載。
この冊子でも紹介される 鉄人グランプリ受賞の梶原さん(個人)は、神田商店街で毎月第1土曜に開催する「 神田楽市 」で、富士宮やきそば(300円)をたまに焼いてます。遭遇できたらラッキー。
今はもう「 鉄人グランプリ 」は懐かしい昔話。令和に新元号が変わりましたし。真に富士宮やきそばの美味しさや魅力を競いあう「 令和版の鉄人グランプリ 大会 」企画なんかあればオモシロイと思います。
まとめ
● 鉄人グランプリは15年以上前にあった商店街の「まちおこし」イベント(の賞)。開催は2回だけ。
● 鉄人コンテスト・鉄銀グランプリのあったのは富士宮やきそば(ブーム)草創期。当時は様々な話題作り(企画)がひっきりなし(玉石混淆)。
● 信頼性を欠いた記事や店紹介が目立ちます(広告的な記事も多い)。ディープなローカル情報だからこそ労を惜しまず精査した報道を期待します。
*
長年、地元民に親しまれる。富士宮市宮町、富士巻食堂が閉店。
浅間大社すぐそば大社通り宮町商店街にある「 富士巻食堂 」(ふじまき食堂)が閉店します。5月18日で通常営業を終え、6月8日までは予約のみの対応で営業を終了するそうです。(告知ビラより)
「 富士巻食堂 」は2019年で創業55年をむかえ、地元民に長く親しまれ続けてきた、大衆的な食事処&居酒屋でした。富士宮やきそばを始め料理の数々は、どれも家庭的な味わい。富士宮っ子が好きな美味しさがそろってました。
最初の取材でお世話になったのは、まだ大月線(朝霧富士宮線)沿いに店舗があったとき。夜遅くに富士宮やきそばを食べられる店はそう多くないため、当時から重宝されていました。
お店の場所を移して営業を再開するかも、という話も聞こえてきたので、期待しています。また何か分かりましたら伝えていきます。
■ 富士巻食堂 (fujimaki-syokudo)
富士宮市宮町3-2
Open18時〜 (昼営業なし)
TEL 0544-24-0823
▲ 富士宮市の商店街は夜が早い。それだけに貴重なお店のひとつでした。
<追記> 2019.8
富士巻食堂が移転オープン
富士宮市淀師1117-7、17時〜23時、月曜定休および第3日曜休み、電話0544-24-0823、駐車場8台。富士宮市淀師、朝霧富士宮線(県道414号)沿い「牛丼の吉野家」となりに、2019年7月にオープンしました。
*